許し色(読み)ユルシイロ

デジタル大辞泉 「許し色」の意味・読み・例文・類語

ゆるし‐いろ【許し色/聴し色】

平安時代、だれでも着用を許された衣服の色。紅色紫色の淡い色など。ゆるしのいろ。→禁色きんじき
「―のわりなう上白うはじらみたる一かさね」〈末摘花

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精選版 日本国語大辞典 「許し色」の意味・読み・例文・類語

ゆるし‐いろ【許色・聴色】

  1. 〘 名詞 〙 だれでもが自由に着用を許された衣服の色。紅色や紫色などの淡い色。ゆるしの色。⇔禁色(きんじき)
    1. [初出の実例]「ゆるし色のいみじうかうばしきに」(出典:落窪物語(10C後)二)

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