試験研究産業(読み)しけんけんきゅうさんぎょう

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「試験研究産業」の意味・わかりやすい解説

試験研究産業
しけんけんきゅうさんぎょう

外部からの依頼により,研究開発,試験・評価などの作業を受託する専門企業の総体を指し,アメリカのバッテル記念研究所,SRIインターナショナルなどのシンクタンクが有名である。エレクトロニクス材料バイオテクノロジーなどの分野技術革新が激しく,多分野の専門家が必要で,しかも技術開発テーマが増大する一方,新製品のライフサイクルも短くなっている。このため研究開発を一企業ですべて行なうことは困難になり,外部に委託する動きが強まっている。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android