詫間村(読み)たくまむら

日本歴史地名大系 「詫間村」の解説

詫間村
たくまむら

[現在地名]詫間町詫間

西北に延びる荘内しようない半島の付根北側に位置する。北から東は海に面し、西北部から高谷こうや半島が海に突出する。東は高瀬たかせ川河口で松崎まつさき村と境し、地先海上には東西に志々しし島とあわ島が浮ぶ。古代三野みの郡託間郷(和名抄)、中世詫間庄の遺称地。「三代実録」貞観七年(八六五)一二月九日条に「停廃讃岐三野郡託磨牧」とみえる。詫間庄の鎮守浪打なみうち八幡が鎮座し、貞治六年(一三六七)二月一八日の年中行事番帳写(宝寿院文書)などに詫間からの奉仕が記される。応安五年(一三七二)三月八日の源泰忠置文(秋山家文書)には「たくまのさか」とある。当地一帯では塩の生産が行われており、文安二年(一四四五)の「兵庫北関入船納帳」に詫間塩の積出しが多くみられる。

寛永国絵図には詫間郷がみえ、仁保(仁尾、現仁尾町)吉津よしづ(現三野町)をも含む詫間郷の高は二千七二五石余。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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