誂物(読み)あつらえもの

精選版 日本国語大辞典 「誂物」の意味・読み・例文・類語

あつらえ‐ものあつらへ‥【誂物】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 頼んでおいた物。特に注文して作らせた品物
    1. [初出の実例]「濃州真洋蔵主より鞦二具被進之已前御誂物也」(出典親元日記‐文明一三年(1481)六月五日)
  3. 歌舞伎で、作者役者からの注文によって作った道具や、特に用いる下座音楽。
    1. [初出の実例]「腹が有るから拵物(アツラヘモノ)はよし。あくる歳(とし)は、たて三味線おかしらだア」(出典:滑稽本八笑人(1820‐49)二)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

関連語 拵物 名詞 実例

今日のキーワード

ドクターイエロー

《〈和〉doctor+yellow》新幹線の区間を走行しながら線路状態などを点検する車両。監視カメラやレーザー式センサーを備え、時速250キロ以上で走行することができる。名称は、車体が黄色(イエロー)...

ドクターイエローの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android