誠終舎跡(読み)せいしゆうしやあと

日本歴史地名大系 「誠終舎跡」の解説

誠終舎跡
せいしゆうしやあと

[現在地名]函館市大町

近世末期、箱館に置かれた心学道場。嘉永四年(一八五一)弁天べんてん町の松代伊兵衛(町年寄)と渋田利右衛門(廻船問屋)が因幡鳥取藩士西川晩翠(徳寿)を招じて松栄講を結び、毎月一と六の日に心学道話を講じたことが前身。晩翠は安政二年(一八五五)に没したが、伊兵衛らが主唱して沖之口おきのくち番所前の官地を借り、同四年に心学道場が設置された。道場は箱館奉行堀利熙によって誠終舎と命名され、誠終舎の扁額も利熙が揮毫

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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