誹諧発句帳(読み)はいかいほっくちょう

改訂新版 世界大百科事典 「誹諧発句帳」の意味・わかりやすい解説

誹諧発句帳 (はいかいほっくちょう)

俳諧撰集。親重(ちかしげ)(立圃(りゆうほ))編。1633年(寛永10)刊。《犬子(えのこ)集》編集中,異なる俳系に属して,準拠する法式も違った共編者重頼と意見が対立して決別,重頼に奪われた同集に対抗し,刊行した発句集。《犬子集》の本文を切り継ぎ,句数を増補して新味を出し,句形や作者名を修正して,暗に《犬子集》のずさんさを批判している。しかし俳諧史上の意義は類題句集の嚆矢こうし)《犬子集》に及ばない。
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