諒闇の服(読み)りょうあんのふく

精選版 日本国語大辞典 「諒闇の服」の意味・読み・例文・類語

りょうあん【諒闇】 の 服(ふく)

  1. 諒闇の期間に用いる服。無文の平絹・麻の類を鈍色(にびいろ)・木蘭色(もくらんじき)・香色(こういろ)などに染めて用いる。束帯・直衣をはじめ召具所用の各種がある。諒闇。
    1. [初出の実例]「余可レ着二諒闇之服一哉否事示二合之一」(出典:玉葉‐安元二年(1176)七月二一日)

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世界大百科事典(旧版)内の諒闇の服の言及

【喪服】より

…帛衣は天皇常用の白の練絹の衣で,雑色は紫,蘇芳(すおう)などの色をいった。これより喪服の制は広く行われ,平安時代以降ようやく複雑となって,素服,諒闇(りようあん)の服,心喪(しんそう)の服など各種の喪服が用いられ,近代まで宮廷ではこの制が行われた。素服はもと素または白の喪服のことであったが,のちに広く喪服の一般呼称として用いられ,平安時代には素服といって,たとえば無文巻纓(けんえい)の冠に黒色平絹の袍と,ねずみ色あるいは鈍色平絹の表袴(うえのはかま),また,黒生絹の直衣(のうし)に練裏あるいは薄墨の単(ひとえ)の指貫(さしぬき)など,さまざまな服装構成が行われ,その服色は喪に服するものの親疎によって差があり,親しい関係のものほど濃く,遠いものほど淡く染める定めであった。…

※「諒闇の服」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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