諫の鼓(読み)いさめのつづみ

精選版 日本国語大辞典 「諫の鼓」の意味・読み・例文・類語

いさめ【諫】 の 鼓(つづみ)

(「諫鼓(かんこ)」の訓読み) 古代中国で、民衆政治に対する声を聞くために朝廷に置いた鼓。意見のある者は鼓を打ち鳴らして自分の意見を知らせたという。
※正治初度百首(1200)祝「君が代はいさめのつつみとりなれて風さへ枝を鳴さざりけり〈源通親〉」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

青天の霹靂

《陸游「九月四日鶏未鳴起作」から。晴れ渡った空に突然起こる雷の意》急に起きる変動・大事件。また、突然うけた衝撃。[補説]「晴天の霹靂」と書くのは誤り。[類語]突発的・発作的・反射的・突然・ひょっこり・...

青天の霹靂の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android