普及版 字通 「謔(漢字)」の読み・字形・画数・意味
謔
16画
[字訓] たわむれる
[説文解字]
[字形] 形声
声符は(虐)(ぎゃく)。は虎爪を以て他を虐害する形。〔説文〕三上に「戲るるなり」とあり、戯謔することをいう。〔詩、衛風、淇奥(きいく)〕は領主を讚頌する詩。その盛容をほめたのち「善く戲謔すれども を爲したまはず」という。普通には「人なぶり」することは、極めて不都合なことであった。
[訓義]
1. たわむれる。
2. 謔謔は喜びたのしむ。
[古辞書の訓]
〔新字鏡〕謔 太波夫留(たはぶる) 〔名義抄〕謔 タハブレ・タハブル・ワラフ・アザケル・イツハリ
[熟語]
謔戯▶・謔謔▶・謔劇▶・謔詞▶・謔笑▶・謔親▶・謔調▶・謔浪▶
[下接語]
訶謔・歌謔・詼謔・諧謔・歓謔・嬉謔・疑謔・戯謔・巧謔・醜謔・笑謔・談謔・謔・調謔・貪謔・侮謔・暴謔
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報