警急自動受信機(読み)けいきゅうじどうじゅしんき(その他表記)auto-alarm

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「警急自動受信機」の意味・わかりやすい解説

警急自動受信機
けいきゅうじどうじゅしんき
auto-alarm

船舶安全法による船舶用電波施設の一つで,航海中,他船の遭難を知らせる警急信号を受けて,自動的に非常ベルを鳴らす装置。通信士の数が 24時間無休聴取に足りない船舶に備付けの義務がある。警急信号は4秒間の長符号を 12回,1秒間の間隔をおいて繰返すことになっており,受信器の選出器が働き警報を出すようになっている。受信機の感度は 500kHz,100μV~1V の入力で作動するように規定されている。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android