警手(読み)ケイシュ

精選版 日本国語大辞典 「警手」の意味・読み・例文・類語

けい‐しゅ【警手】

  1. 〘 名詞 〙
  2. けいしゅ(警守)
    1. [初出の実例]「護送の警手は石切の停留場をおりて」(出典:真空地帯(1952)〈野間宏〉五)
  3. 事故防止の任にあたる鉄道職員。特に、踏切の番人
    1. [初出の実例]「警手が『〈略〉改札を初めます』と布(ふ)れて歩く」(出典:旅‐昭和五年(1930)八月号・誌上封切『超特急』〈松山慎二〉)
  4. もと、宮内省主殿寮警察部に属し、皇居皇室の人々の警護にあたったもの。皇宮警手。
    1. [初出の実例]「此処左に一堂あり。是れ皇居警手の誥所なりと云」(出典:風俗画報‐一七三号(1898)皇居御造営所拝観記)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android