日本歴史地名大系 「譲屋村」の解説 譲屋村ゆずりやむら 福島県:喜多方市譲屋村[現在地名]喜多方市上三宮町三谷(かみさんみやまちみたに)細屋(ほそや)村の北、濁(にごり)川西岸に位置する。東は同川を隔てて上三宮(かみさんのみや)村、西は譲屋峠を越えて賢谷(かしこだに)村(現山都町)に通じた。北は五分一(ごぶいち)村。五目組に属し、本村の北西に端村山本(やまもと)がある。天正一四年(一五八六)一月二〇日の諏訪社領収納日記(新編会津風土記)に「山本一貫五百文さくとのへ進置なり」「むかひのやしきも二けん、これハ山本三貫五百文のところを分て進置申候なり」などとみえる。また近世初期のものと思われる諏訪神社祝分所領得分注文案(同書)にも「きたかたかんのう」(北方加納)のうちとして「山もと 一貫七百文」とあり、山本は黒川(くろかわ)(現会津若松市)の諏訪神社の社領であった。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by