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護憲的改憲論 ごけんてきかいけんろん

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知恵蔵2015の解説

護憲的改憲論

憲法は占領軍の押しつけであると主張したり、天皇制の強化や第2次世界大戦前の道徳観の復活を提唱したりする復古的な改憲論とは一線を画し、現行憲法の理念を最大限生かすためには、時代に合わせた改正が必要だとする立場。論者によって力点の違いがあるので、ここでは代表的論者である国際法学者、大沼保昭東大教授の議論を紹介する。大沼氏は現行憲法について、戦後日本の経済発展国際関係を支えた重要な柱として高く評価する。その一方、憲法9条の政府解釈に見られるような法と現実との乖離(かいり)が国民の憲法に対するシニシズムを生んでいることを重くみる。大沼氏は、国連安保理の決定、要請、授権のある国際公共的な安全保障行動に日本は積極的に参加すべきだと考えており、そのような積極的国際協調主義を明文で示す改憲が望ましいとしている。

(根本清樹 朝日新聞記者 / 2008年)

出典|(株)朝日新聞出版発行「知恵蔵2015」
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