事典 日本の地域ブランド・名産品 「讃岐和三盆糖」の解説
讃岐和三盆糖[調味料]
さぬきわさんぼんとう
江戸時代中期に8代将軍・徳川吉宗が糖業を奨励したことから、高松藩主の松平頼恭が平賀源内に命じて砂糖づくりを研究させた。その後を池田玄丈が引き継いだが、未完成のまま病没。1790(寛政2)年に玄丈の弟子の向山周慶が成功させた。三盆糖は酒搾りの技法を応用してつくられる。サトウキビの搾り液を煮て水分を蒸発させてから白下糖を綿布製の袋に入れ、木製の圧搾機にかけて手もみして蜜を抜く。この作業を5回程繰り返してつくられる。昔はこの作業が3回だったため三盆糖の名がついたという。
出典 日外アソシエーツ「事典 日本の地域ブランド・名産品」事典 日本の地域ブランド・名産品について 情報