谷地頭町(読み)やちがしらちよう

日本歴史地名大系 「谷地頭町」の解説

谷地頭町
やちがしらちよう

[現在地名]函館市谷地頭町・青柳町あおやぎちよう

明治六年(一八七三)の町名町域再整理の際に、尻沢辺しりさわべ町を細かく区画割してできた町の一つで(「事業報告」第一編)、旧尻沢辺町の北西部(山手側)にあたる。「蝦夷日誌」(一編)は谷地頭の地名由来について「尻沢辺より弐丁計上の方也。此処ニ谷地有。其の上故ニ此名有る也。当所ニ而八ツの頭の大蛇が、むかし此沼に居しをもて号る等云伝ふ」などと記している。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android