日本歴史地名大系 「谷塚村」の解説 谷塚村たにづかむら 新潟県:佐渡郡新穂村谷塚村[現在地名]新穂村長畝(ながうね)・北方(きたがた)長畝村・二方潟(にほうがた)村との境は不分明。集落は長畝・内巻(うちまき)・島(しま)にある。年欠の村々地頭領分之事(佐渡風土記)として記される潟上(かたがみ)の本間喜本斎領八ヵ所の一であるが、本間十郎と土屋下総三氏の入会とある。元禄七年(一六九四)の検地帳(長畝区有)では田六七町三反余・畑一五町三反余、名請人一三四人。地名は二六六筆。「佐州巡村記」では戸口は八三軒・三六九人。字島は新穂川末流の低湿地の中に島のような台地をなし、洪水などでは孤立することが多かった。同地には地神(屋敷神)が多く、三一世帯のうち六ヵ所残る。内巻にも十二権現とも十二坊とも称する地神が残る。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by