谷越町
やごえちよう
[現在地名]館林市本町二―三丁目・仲町
館林城下の南端、日光脇往還の江戸口門北方に広がる商人町。南は給田地を経て谷越村へ続く。西は目車町に至る広い地域。慶長二年(一五九七)新城下を縦貫する大道を開き隣接五ヵ村の農民を移したとき、谷越村より移住した農民は出身地の地名をとり谷越町としたという。延宝二年(一六七四)の城下町図に町名がみえる。「館林記」によれば板葺家五八、男一九一・女一八二、馬三四。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
Sponserd by 