デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「豊名賀造酒太夫」の解説
豊名賀造酒太夫(2代) とよなが-みきたゆう
元文3年生まれ。常磐津(ときわず)節の初代豊名賀造酒太夫の弟子。安永8年2代をつぐ。師の没後,常磐津富士太夫をへて天明4年2代常磐津造酒太夫を襲名。2代常磐津文字太夫のワキをかたった。寛政6年2月18日死去。57歳。前名は豊名賀富士太夫。
豊名賀造酒太夫(初代) とよなが-みきたゆう
常磐津(ときわず)節の初代常磐津文字太夫の弟子。明和6年同門の常磐津志妻太夫らと家元をはなれ,豊名賀姓を名のる。安永8年豊名賀富士太夫に2代をゆずり,文賀と称した。天明3年死去。初名は宮古路造酒太夫。前名は常磐津造酒太夫(初代)。
豊名賀造酒太夫(3代) とよなが-みきたゆう
常磐津(ときわず)節の2代常磐津小文字太夫(3代文字太夫)の弟子。3代常磐津造酒太夫から文政9年(1826)豊名賀と改姓。のち2代文賀と称した。