豊名賀造酒太夫(読み)とよなが みきたゆう

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「豊名賀造酒太夫」の解説

豊名賀造酒太夫(2代) とよなが-みきたゆう

1738-1794 江戸時代中期-後期浄瑠璃(じょうるり)太夫
元文3年生まれ。常磐津(ときわず)節の初代豊名賀造酒太夫の弟子。安永8年2代をつぐ。師の没後,常磐津富士太夫をへて天明4年2代常磐津造酒太夫を襲名。2代常磐津文字太夫のワキをかたった。寛政6年2月18日死去。57歳。前名は豊名賀富士太夫。

豊名賀造酒太夫(初代) とよなが-みきたゆう

?-1783 江戸時代中期の浄瑠璃(じょうるり)太夫。
常磐津(ときわず)節の初代常磐津文字太夫の弟子。明和6年同門の常磐津志妻太夫らと家元をはなれ,豊名賀姓を名のる。安永8年豊名賀富士太夫に2代をゆずり,文賀と称した。天明3年死去。初名は宮古路造酒太夫。前名は常磐津造酒太夫(初代)。

豊名賀造酒太夫(3代) とよなが-みきたゆう

?-? 江戸時代後期の浄瑠璃(じょうるり)太夫。
常磐津(ときわず)節の2代常磐津小文字太夫(3代文字太夫)の弟子。3代常磐津造酒太夫から文政9年(1826)豊名賀と改姓。のち2代文賀と称した。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

放射冷却

地表面や大気層が熱を放射して冷却する現象。赤外放射による冷却。大気や地球の絶対温度は約 200~300Kの範囲内にあり,波長 3~100μm,最大強度の波長 10μmの放射線を出して冷却する。赤外放射...

放射冷却の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android