豊玉毘売(読み)とよたまびめ

精選版 日本国語大辞典 「豊玉毘売」の意味・読み・例文・類語

とよたま‐びめ【豊玉毘売・豊玉姫】

  1. ( 「とよ」は美称。「たま」は神霊の意 ) 記紀に見える神。海神の女で、海幸彦の妹、山幸彦彦火火出見尊(ひこほほでみのみこと)の妃。
    1. [初出の実例]「爾(ここ)に海神(わたつみ)の女、豊玉毘売(とよたまビメ)従婢(まかたち)玉器(たまもひ)持ちて水酌まむとする時に」(出典古事記(712)上)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

関連語 実例 初出

「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...

ベートーベンの「第九」の用語解説を読む