デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「豊田小太郎」の解説 豊田小太郎 とよだ-こたろう 1834-1866 幕末の武士。天保(てんぽう)5年生まれ。豊田天功の長男。常陸(ひたち)水戸藩士。下間良弼(しもつま-りょうひつ)らに蘭学をまなぶ。安政4年京都で攘夷(じょうい)建議書を青蓮院宮(しょうれんいんのみや)らにさしだしたため,帰藩後謹慎。のち京都本圀寺(ほんこくじ)警衛の水戸藩尊攘派にくわわるが,京都中心の独自の開国論をとなえ,慶応2年9月2日同藩士に暗殺された。33歳。名は靖。 出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例