貝取澗村(読み)かいとりまむら

日本歴史地名大系 「貝取澗村」の解説

貝取澗村
かいとりまむら

[現在地名]久遠くどお郡大成町字貝取澗

明治初年から大正一二年(一九二三)までの村。平田内ひらたない村の南、貝取澗川・横澗よこま川流域に位置する。村はクドウ場所のうちカイトリマ、スナカイトリマを包含して成立。一八三〇年代に乙部おとべ(現乙部町)から土屋伝三郎が石貝取澗いしかいとりまに土着し漁労に従事、その後江差・能登国などから移住者があり中貝取澗が開墾されたという(状況報文)。「後志国地誌提要」に村名がみえ、平民戸数一五、男三五・女三五、寄留は平民戸数九、男二一・女八。明治一二年(一八七九)戸長役場(当村と平田内・長磯の三村を管轄)を設置。


貝取澗村
かいとりまむら

大正一二年(一九二三)から昭和三〇年(一九五五)久遠くどお郡の自治体名。大正一二年貝取澗村・平田内ひらたない村・長磯ながいそ村が合併して二級町村貝取澗村となり、旧村名の三大字を構成

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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