貝木・茅木(読み)かやき・かやき

日本歴史地名大系 「貝木・茅木」の解説

貝木・茅木
かやき・かやき

中世よりみえる彼杵そのき戸町とまち浦のうち地名。貝木は茅木の異表記、つまり蚊焼かやきである可能性がある。文保二年(一三一八)五月二九日の戸町西俊(俊能)・同俊光連署和与状(深堀文書など、以下同文書)に貝木とみえ、深堀時仲と戸町俊基との相論を継承した深堀孫房丸(時仲嫡孫)らと戸町俊能(俊基子息)らとの相論が和与となり、当地は時仲子孫の孫房丸側の知行とされた。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android