負扆(読み)ふい

精選版 日本国語大辞典 「負扆」の意味・読み・例文・類語

ふ‐い【負扆】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「扆」は、斧の形をぬいとりにした屏風の類 )
  2. 王者が扆を後ろにして臣下に対すること。転じて、天子の位につくこと。
    1. [初出の実例]「微臣無芸無能、何忘亢満於負扆」(出典本朝文粋(1060頃)四・為入道前太政大臣辞職第四表〈大江匡衡〉)
    2. [その他の文献]〔荀子‐儒効〕
  3. 摂政唐名。〔拾芥抄(13‐14C)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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