負箱(読み)おいばこ

精選版 日本国語大辞典 「負箱」の意味・読み・例文・類語

おい‐ばこおひ‥【負箱】

  1. 〘 名詞 〙 物を入れ、背負って運ぶための箱。行商人小間物などの商品を入れて背負って歩いた箱。
    1. [初出の実例]「弟(おとと)虎之助は小間物売の負箱(ヲヒハコ)に編笠かぶり、屋形町をまはり」(出典浮世草子武道伝来記(1687)八)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android