財村(読み)たからむら

日本歴史地名大系 「財村」の解説

財村
たからむら

[現在地名]岡山市長岡ながおか

長原ながはら村の西、頭高ずこう山の南面平地上に集落がある。山陽道が通り、茶屋があった(備前記)。嘉慶二年(一三八八)一二月日の熊野本宮領備前国斗餅田注文(八坂神社文書)に「財郷 壱町捌反」とみえ、紀州熊野本宮領の斗餅田があった。応永二五年(一四一八)八月日の備前国棟別銭注文案(東寺百合文書)には、異議に及ばず沙汰致す在所として財郷があげられる。文明八年(一四七六)一一月一五日の柘植経光・長原盛重連署売券(本蓮寺文書)によれば、可知かち郷内「唐臼里拾坪」の「財屋村」にあった庵屋敷畠一段が三貫文で牛窓うしまど法花堂(現邑久郡牛窓町本蓮寺)へ売られている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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