貰聟(読み)モライムコ

デジタル大辞泉 「貰聟」の意味・読み・例文・類語

もらいむこ【貰聟】[狂言名]

狂言。酒に酔って妻を追い出した男が、酔いが覚めてしゅうとの家へ妻をもらいにいき、引き止める舅を打ち倒して夫婦一緒に帰る。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「貰聟」の意味・わかりやすい解説

貰聟
もらいむこ

狂言の曲名。聟狂言。酒に酔って家に帰った夫(シテ)が、悪態をついて妻を追い出す。涙ながらに実家へ戻った妻は、夫のもとに帰れと説得する父親に対して、もはやその意志はないと告げる。そこで父親は娘を家に入れ、翌日、反省して迎えにきた聟に「娘はきていない」と言い張る。しかし、子供が不憫(ふびん)だからと頼む夫のことばを立ち聞いた妻は、たまらなくなってその場へ出てきてしまう。舅(しゅうと)は意地でも娘を渡すまいと、聟とつかみ合いを始めるが、夫婦は協力して舅を打ち倒し、仲良く連れ立って帰っていく。夫婦、親子人情機微を描いた佳作

[池田英悟]

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