貴船大明神(読み)きぶねだいみようじん

日本歴史地名大系 「貴船大明神」の解説

貴船大明神
きぶねだいみようじん

[現在地名]稲沢市坂田町 中畦

坂田さかた町の西部、古堤上にあり、日吉ひよし神社の末社。祭神は高神。日吉神社の祭神は大山咋命で境内二一三坪。祭礼日一〇月二三日。旧村社。「延喜式」神名帳に「坂手サカテノ神社」とみえ、尾張国神名帳にみえる「従三位 坂手天神」はこの明神と伝える(府志)。宝暦(一七五一―六四)頃まで大明神・山王・貴船の三社があったが、大明神は南隣の氷室ひむろ村へ移り、山王と貴船を現在の地に移し合祀したと伝える(尾張神名帳集説訂考)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android