買田村(読み)かいたむら

日本歴史地名大系 「買田村」の解説

買田村
かいたむら

[現在地名]仲南町十郷そごう

宮田みやだ村の北、西七箇にししちか村の最北部に位置する。中世には近江園城おんじよう寺領の買田郷(庄)が成立する。文保年間(一三一七―一九)炎上したのち造立されていなかった同寺を後醍醐天皇は哀れみ、元徳二年(一三三〇)三月の叡山行幸の際に、同寺竜華会料所であった買田郷を返付している(日吉社并叡山行幸記)。建武三年(一三三六)九月二四日の光厳上皇院宣(案、園城寺文書)で同寺に安堵された。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android