賀古駅(読み)かこのえき

日本歴史地名大系 「賀古駅」の解説

賀古駅
かこのえき

[現在地名]加古川市野口町古大内

古代の山陽道に設置された駅。駅馬四〇疋を常置するが(「延喜式」兵部省諸国駅伝馬条)、これは五畿内七道を通じて最多の頭数であった。ただしこの馬数はもとは大路である山陽道の駅として二〇疋を常備していたが、延喜年間(九〇一―九二三)以前に停廃された両隣の明石郡邑美おうみ駅と印南いなみ佐突さつち駅から、各半数の一〇疋ずつを加算されたことによるとする説がある。「播磨国風土記」賀古郡の条には息長命の墓は賀古駅の西にあり、駅家うまや里は駅家によって名付けたとある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android