…この区田法は今日にいたるまで陝西や山東の一部の地域で行われている。南北朝時代の農学では,北魏の地方長官賈思勰(かしきよう)が,当時,華北で完成していた乾地農法を体系的に記録したことが特筆に値する。彼の農学はその著書《斉民要術》(6世紀初め)に集大成されており,その記述態度は老農の経験や農諺(のうげん)を採録し,みずからも実験してみるといった実際主義に基づいていた。…
※「賈思勰」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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