質に置く(読み)しちにおく

精選版 日本国語大辞典 「質に置く」の意味・読み・例文・類語

しち【質】 に=置(お)く[=入(い)れる]

財物を質としてあずける。
※宇津保(970‐999頃)吹上上「この節会に佩き給ふ御佩刀(はかし)しちに置かん」
都会憂鬱(1923)〈佐藤春夫〉「もうこんなに温くなったのだからあのインバネスを質に入れて」
人質としてあずける。
今昔(1120頃か)二九「然(さ)は此の子を質(しち)に置(おき)たらむ。此の子は我が身にも増(まさり)て思ふ者也」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「質に置く」の意味・読み・例文・類語

しち・く

財物を質として預ける。質入れする。「カメラを―・いて金を借りる」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

今日のキーワード

脂質異常症治療薬

血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...

脂質異常症治療薬の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android