質に置く(読み)シチニオク

デジタル大辞泉 「質に置く」の意味・読み・例文・類語

しち・く

財物を質として預ける。質入れする。「カメラを―・いて金を借りる」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「質に置く」の意味・読み・例文・類語

しち【質】 に=置(お)く[=入(い)れる]

  1. 財物を質としてあずける。
    1. [初出の実例]「この節会に佩き給ふ御佩刀(はかし)しちに置かん」(出典:宇津保物語(970‐999頃)吹上上)
    2. 「もうこんなに温くなったのだからあのインバネスを質に入れて」(出典:都会の憂鬱(1923)〈佐藤春夫〉)
  2. 人質としてあずける。
    1. [初出の実例]「然(さ)は此の子を質(しち)に置(おき)たらむ。此の子は我が身にも増(まさり)て思ふ者也」(出典:今昔物語集(1120頃か)二九)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android