日本大百科全書(ニッポニカ) 「赤(村)」の意味・わかりやすい解説 赤(村)あか 福岡県中東部、田川郡にある村。おもに花崗岩(かこうがん)からなる山地、丘陵が広がり、中央部に英彦山(ひこさん)に源を発する今川が谷底平野を形成している。平成筑豊(ちくほう)鉄道田川線が通じる。中心集落の油須原(ゆすばる)は宿場町として発達していた。筑豊には珍しい純農村で、稲作や野菜作が展開しているが、兼業化が目だち、田川方面への通勤者も多い。中世山城跡の岩石山(がんじゃくさん)や、九州自然歩道に沿った十津川渓谷に琴弾(ことびき)滝、大音(おおおと)滝がある。面積31.98平方キロメートル、人口2774(2020)。[石黒正紀][補完資料] | 赤村の要覧 福岡県赤村位置図 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例