赤佐泊(読み)あがさとまり

日本歴史地名大系 「赤佐泊」の解説

赤佐泊
あがさとまり

[現在地名]与論町茶花

近世、茶花ちやはな(赤佐村)にあった湊。正保琉球国絵図に「あがさ泊」とみえ、入二町・広さ三町、干潮のときの深さ三尋で、「水底惣はへ」のため船の係留は不自由で、西風・北風の折には船をつなぐことができないという。また沖永良部おきのえらぶ島の和泊わどまい(現和泊町)まで海上一三里、沖縄島まで同二〇里で、昼夜ともに潮は東に落ちると記載される。元禄国絵図でも同様。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android