赤地の錦の直垂(読み)アカジノニシキノヒタタレ

デジタル大辞泉 「赤地の錦の直垂」の意味・読み・例文・類語

あかじのにしき‐の‐ひたたれ〔あかヂのにしき‐〕【赤地の錦の直垂】

赤地の錦で作った直垂。大将級の武将よろいの下に着用した。
木曽左馬頭きそさまのかみ、その日の装束には、―に唐綾威からあやをどしの鎧着て」〈平家・九〉

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精選版 日本国語大辞典 「赤地の錦の直垂」の意味・読み・例文・類語

あかじ【赤地】 の 錦(にしき)の直垂(ひたたれ)

  1. 赤地の錦で作った鎧直垂(よろいひたたれ)。中古末期以後、大将級の武士が鎧の下に着用した。
    1. [初出の実例]「赤地の錦の直垂に折烏帽子引立て」(出典:保元物語(1220頃か)上)

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