赤坂中野村(読み)あかさかなかのむら

日本歴史地名大系 「赤坂中野村」の解説

赤坂中野村
あかさかなかのむら

[現在地名]鮫川村赤坂中野

赤坂西野あかさかにしの村の東、阿武隈高地南部の鮫川上流域沿岸丘陵に立地。村名は中世赤坂村の中心地に位置することによる。赤坂中村とも、また常世赤坂とこよあかさか(現塙町)に対してやまの赤坂とも称した。めぐりさくに戦国期に赤坂尾張守常道や同下総守朝光など赤坂一族が拠った赤坂館跡がある。江戸時代の領主変遷は赤坂西野村に同じで、天保九年(一八三八)から弘化三年(一八四六)まで下総小見川藩領の期間、当村に陣屋が置かれた。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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