赤津川
あかづがわ
栃木市と上都賀郡粟野町・西方村の境、谷倉山(五九九・四メートル)などを水源とする利根川水系の河川。流路延長一六・二キロ、流域面積三六・二平方キロ。戦国期末、宇都宮・佐竹両氏の連合軍が皆川氏の支城深沢(現都賀町)の布袋ヶ岡城を攻めて激戦になったとき、血潮のため川水が赤く染まるほどであったことから、名が生じたと伝えている。また伝承では日光開山の祖勝道ゆかりの華厳寺(明治五年焼失)が流域の都賀町木にあったことから、閼伽より転じたともいう。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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