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閼伽 あか

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

閼伽
あか

サンスクリット語 arghaまたは arghyaの音写。元来は客人の接待のときに捧げられる水。現在では仏前や墓前に供えられる水をさす。阿伽,遏伽とも書かれ,器水,功徳水 (くどくすい) とも訳される。

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デジタル大辞泉の解説

あか【××伽】

《〈梵〉arghaの音写。価値の意。功徳水(くどくすい)と訳す》
仏に手向ける水。閼伽水(あかみず)。閼伽の水。
仏前に供える水を入れる器。閼伽坏(あかつき)。閼伽器。

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世界大百科事典 第2版の解説

あか【閼伽】

サンスクリットarghaの音訳。功徳,功徳水または水と訳す。〈価値がある〉という意味のarghより転じて,神仏や貴人などに捧げる水を意味する。閼伽はもともと水を意味するが,中国においても日本でも閼伽水と呼ばれる場合が多い。仏会では加持した水や,霊地の水,あるいは香木を水に入れた香水(こうずい)を用いる場合が多い。閼伽の湧く井戸を閼伽井と呼び,東大寺二月堂下の閼伽井や園城寺金堂わきの井,秋篠寺の閼伽井など著名な井戸が現存する。

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大辞林 第三版の解説

あか【閼伽】

arghya; argha 原義は「価値あるもの」の意。功徳水くどくすいと訳す〕
神仏に供えるもの。一般には、仏に供える水。また、その水を入れる器。 「 -桶おけ

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

閼伽
あか

サンスクリット語アルガarghaの音訳で、阿伽、遏伽とも書く。器、功徳(くどく)水、水と訳す。原語は「価値あるもの」の意で、客人を接待するにもっとも必要な水を意味し、転じて神に供える捧(ささ)げ物の意となり、それを盛る容器の総称となった。仏教では、仏菩薩(ぼさつ)に献ずる聖水をさし、とくに密教では仏や諸尊に捧げる六種供養(閼伽、塗香(ずこう)、華鬘(けまん)、焼香(しょうこう)、飲食(おんじき)、灯明(とうみょう))の一として、煩悩(ぼんのう)の垢(あか)を洗うものとされる。実際の修法には、特別の取水法によって得た浄水に妙華(みょうけ)を浮かべたものをいい、一般には仏前や墓前などに供える神聖な水を閼伽水と重言する。この浄水をくむ井戸を閼伽井、この水を入れるものを閼伽桶(おけ)、金属などでつくった修法用の水入れ容器を閼伽器と称し、密教修法の六器の一つに数えられる。また閼伽桶を置く棚を閼伽棚(だな)、閼伽を仏前に供える容器を閼伽杯(つき)、閼伽の浄水に浮かべ仏前に供えるシキミを閼伽の花ともいう。[塩入良道]

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