血潮(読み)チシオ

精選版 日本国語大辞典 「血潮」の意味・読み・例文・類語

ち‐しお‥しほ【血潮・血汐】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 潮のように流れ出る血。ほとばしり出る血。鮮血。
    1. [初出の実例]「裏面五重を懸ず射徹して、矢さき三寸計ちしほに染て出たりければ」(出典:太平記(14C後)一七)
  3. 体内を潮のように流れる血。燃えるような激しい感情、情熱などのたとえにも用いる。
    1. [初出の実例]「やは肌のあつき血汐にふれも見でさびしからずや道を説く君」(出典:みだれ髪(1901)〈与謝野晶子〉臙脂紫)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

2022年度から実施されている高校の現行学習指導要領で必修となった科目。実社会や実生活で必要となる国語力の育成を狙いとし、「話す・聞く」「書く」「読む」の3領域で思考力や表現力を育てる。教科書作りの...

現代の国語の用語解説を読む