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布袋 ほてい Bu-dai

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

布袋
ほてい
Bu-dai

[生]?
[没]貞明2(916)
中国,唐末頃の僧。明州奉化県の出身。みずから契此 (かいし) と称した。常に杖と布袋とを持歩き,人の吉凶,晴雨を予知し,弥勒菩薩の化身として尊崇された。日本では七福神の1つとされる。

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デジタル大辞泉の解説

ほてい【布袋】

[?~916]中国、唐末の禅僧。名は契此(かいし)。半裸で太鼓腹を出し、日用品を入れた袋と杖(つえ)を持ち、市中を歩いて吉凶や天気を占ったという。弥勒(みろく)の化身ともいわれ、日本では七福神の一人とされ、また、詩画の題材とされる。

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百科事典マイペディアの解説

布袋【ほてい】

中国唐末〜後梁(りょう)の禅僧。明州奉化県の人。名は契此(かいし)。号は長汀子(ちょうていし)。布袋腹といわれる肥えた腹を露出し,杖(つえ)と大きな布の袋を持って喜捨を求めて歩き,雪中に寝た。
→関連項目因陀羅

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デジタル版 日本人名大辞典+Plusの解説

布袋 ほてい

中国唐末五代の禅僧。
名は契此(かいし)。吉凶の占いに長じる。おおきな腹をだし,日常品すべてをいれた布袋をかついで喜捨をもとめて放浪した。後梁(こうりょう)の貞明3年(917)に死去したという。日本では室町時代から知られるようになり,その円満な姿が画題としてこのまれ,七福神のひとりにくわえられた。

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世界大百科事典 第2版の解説

ほてい【布袋 Bù dài】

?‐917
中国,唐末五代の僧。名は契此,別に定応大師,長汀子ともよぶ。容貌奇異,額と腹が大きく,いわゆる布袋腹である。明州奉化県の岳林寺に名籍をもつだけで,嗣法を明かさず,居所を定めず,日常生活の道具を入れた布袋をかつぎ,杖を負うて各地に乞食し,人々が与えるものは何でも布袋に放り込んだことから,布袋の名を得た。神異の行跡が多く,分身の奇あり,一鉢千家の飯,孤身幾度の秋云々,その他,謎のような偈頌(げじゆ)が知られて,生前すでに弥勒の化身とみられた。

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大辞林 第三版の解説

ふたい【布袋】

布製の袋。ぬのぶくろ。

ほてい【布袋】

中国、唐末・後梁の禅僧。名は契此かいし。肥えた腹を露出し、日常生活用具を入れた袋を背負い杖つえを持って市中を歩き、人の運命や天候を予知したという。生前から弥勒の化身といわれた。日本では円満の相が尊ばれ、七福神の一人として信仰されるようになった。生没年未詳。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

布袋
ほてい

七福神の一つ。中国の明州奉化県(現浙江(せっこう)省)出身の禅僧。腹が大きく膨れた肥大な体躯(たいく)であった。いつも大きな袋を持ち、杖(つえ)をついて市中に喜捨(きしゃ)を求め、食物その他もらい物などいっさいを袋の中に入れて歩いたという。わが国には室町時代からこの奇僧のことが知られるようになり、その福徳円満な風貌(ふうぼう)と、よく子供に取り囲まれていることが多くの人の話題となり、絵画や詩文に描かれるようになった。『守貞漫稿(もりさだまんこう)』(1853序)には、布袋の土製人形を台所のかまどの上の棚に置いておく家がかなり多くみられると記してある。布袋がどうして七福神の一つとして加えられたかは明らかでない。中国の後梁(こうりょう)の貞明2年(916)に没したと伝えられ、弥勒菩薩(みろくぼさつ)の垂迹(すいじゃく)(化身)ともいわれている。[大藤時彦]

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世界大百科事典内の布袋の言及

【七福神】より

…福徳をもたらす神として信仰される7神。えびす(夷,恵比須),大黒天毘沙門天(びしやもんてん),布袋(ほてい),福禄寿,寿老人,弁才天の7神をいうが,近世には福禄寿と寿老人が同一神とされ,吉祥天もしくは猩々(しようじよう)が加えられていたこともある。福徳授与の信仰は,狂言の《夷大黒》《夷毘沙門》などにもみられ,室町時代にはすでに都市や商業の発展にともなって広まっていたものと思われる。…

【弥勒信仰】より

…しかし,彼らの組織や布教活動を示す具体的な史料はほとんど残っていない。 五代の時代には,狂僧布袋和尚が弥勒の化身とされ,民間ではしきりにその図像が描かれ,今日に至るまで,布袋の姿が弥勒仏の像となっている。北宋では,仁宗の時代(1023‐63)に貝州で起きた王則の反乱がある。…

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