赤芝新田(読み)あかしばしんでん

日本歴史地名大系 「赤芝新田」の解説

赤芝新田
あかしばしんでん

[現在地名]川口市赤芝新田

赤山あかやまの北に位置し、台地低地が入組む。北東立野たての村から赤山に至る赤山街道が通る。江戸初期は赤山の内にあったが、宝永年間(一七〇四―一一)以降払下地として徐々に開発され、正徳四年(一七一四)検地によって初めて高付されたという(「風土記稿」など)。同年の検地帳(杉浦家文書)によると高一四三石余、うち畑一二〇石余・屋敷二石余・林一九石余で、同年の年貢割付状(同文書)によると永一二貫余が割付けられている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android