起上小法師(読み)おきゃがりこぼし

精選版 日本国語大辞典 「起上小法師」の意味・読み・例文・類語

おきゃがり‐こぼし【起上小法師】

  1. 〘 名詞 〙
  2. おきあがりこぼし(起上小法師)
    1. [初出の実例]「おきゃがり小法師振り鼓。手鞠やおどります小弓」(出典:大観本謡曲・鞍馬天狗(室町末))
  3. 売春婦異称
    1. [初出の実例]「京に京にはやる、おきゃがりこぼしやよ、とのだに見ればつひころぶ」(出典:虎明本狂言・二人大名(室町末‐近世初))

おきあがり‐こぼうし‥こボフシ【起上小法師】

  1. 〘 名詞 〙おきあがりこぼし(起上小法師)
    1. [初出の実例]「けふはけふ、あすはあすと、おきあがり小法師(コボウシ)人形を手なれ、心まかせに世をわたる」(出典浮世草子・けいせい洗髪(1703)一)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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