起単(読み)キタン

デジタル大辞泉 「起単」の意味・読み・例文・類語

き‐たん【起単】

《「単」は僧堂内で修行者座位を示す名札のこと》禅宗で、僧が暇を請い、寺を離れること。特に、15日以上の場合をいう。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「起単」の意味・読み・例文・類語

き‐たん【起単】

〘名〙 仏語禅僧が寺を離れて他の僧堂へ行き一五日を過ぎること。
花営三代記‐応安五年(1372)一〇月一九日「且雖起単之闕、敢不参暇」 〔運歩色葉(1548)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android