起因者(読み)きいんしゃ(その他表記)Urheber

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「起因者」の意味・わかりやすい解説

起因者
きいんしゃ
Urheber

スウェーデン宗教学者 N.ゼーデルブロムが提唱したアニミズム,マナ表象と並ぶ宗教の源泉についての概念起因者とは,人間,自然,文化の起因となった超自然的存在をさすが,多くは神話上の存在で,現実的には重要な意味をもたず,宗教儀礼を欠くことも多い。ゼーデルブロムは,起因者をいわゆる「未開宗教」における神信仰の唯一出発点として重視していたわけではないが,学説的には,至上神天父神文化英雄など多様な神概念を起因者として一括している点に問題があるとされる。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

一度利用した製品を捨てずにそのまま再使用すること。ごみの削減に重要だとされる「3R」の一つで、衣類・服飾品や家電などさまざまな品目が取り扱われている。リユース商品の専門店やイベント、フリーマーケット...

リユースの用語解説を読む