超対称大統一理論(読み)チョウタイショウダイトウイツリロン

デジタル大辞泉 「超対称大統一理論」の意味・読み・例文・類語

ちょうたいしょう‐だいとういつりろん〔テウタイシヨウ‐〕【超対称大統一理論】

素粒子の基本的な相互作用である電磁相互作用弱い相互作用強い相互作用を統一的に記述する大統一理論に、超対称性を導入した理論仮説。大統一理論で扱われる基本的なエネルギースケールの差が極めて大きく異なるという、ゲージ階層性と呼ばれる問題を自然に説明できると考えられている。また、陽子寿命がより長く見積もられるため、いまだ陽子崩壊が観測されないという実験結果と矛盾しない。SUSY GUT(supersymmetric grand unified theory)。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android