超耐熱合金(読み)ちょうたいねつごうきん(その他表記)high heat-resistance alloy

精選版 日本国語大辞典 「超耐熱合金」の意味・読み・例文・類語

ちょう‐たいねつごうきんテウタイネツガフキン【超耐熱合金】

  1. 〘 名詞 〙 普通の耐熱性の鋼では耐えられない高温(700~800℃)でも耐える合金。たとえばクロムニッケルなどのほかコバルト、タングステンなどを含むものがある。スーパーアロイ。超合金

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

関連語 名詞

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「超耐熱合金」の意味・わかりやすい解説

超耐熱合金
ちょうたいねつごうきん
high heat-resistance alloy

700~1100℃の高温度域で用いられる合金の総称。通常は超合金,粒子分散強化合金,一方向凝固共晶合金を合わせて超耐熱合金と呼ぶ。コバルト系超耐熱合金,ニッケル系超耐熱合金,分散強化合金,モリブデン系・クロム系・タングステン系合金などがある。これらの合金は,航空機ジェットエンジン,発電用ガスタービン,熱交換器部材などに実用化されている。高温度域での使用効率 (発電効率) の向上のためには,高温度域で長時間安定して使用可能な材料特性を持った超耐熱合金の開発が必要で,現在でも盛んに研究が行なわれている。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む