越前村
えちぜんむら
[現在地名]十文字町越前
皆瀬川に近く、東は上鍋倉村、西は植田村、南は海蔵院村、北は下鍋倉村(現平鹿町)と境する。
正保四年(一六四七)の出羽一国絵図に越前新田村とあるが、享保一四年(一七二九)の平鹿郡御黒印吟味覚書(秋田県庁蔵)に「正保元禄誤而新田出」とある。
明和三年(一七六六)の「先祖より承候通由緒此度書上覚」(佐藤善右衛門文書)に村の開発、村名の由来が知られる。
<資料は省略されています>
開発主の越前の子孫は代々肝煎を務め、新田を起こし、元禄三年(一六九〇)には当高五九二石余に達した。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
Sponserd by 