越波村(読み)おつぱむら

日本歴史地名大系 「越波村」の解説

越波村
おつぱむら

[現在地名]根尾村越波

黒津くろつ村の北東に位置し、根尾西ねおにし谷の最奥の村。根尾西谷ねおにしたに川支流河内かうち谷と越波谷の合流点付近に集落がある。北境の屏風びようぷ山は標高一三五四・二メートル。東へは上大須かみおおす村へ通じる道、西へはねこ(標高五九一メートル)を越えて大河原おおかわら村へ通じる山道が通じていた。初め頭矢かみや村、次いで紙屋かみや村と改めたが、のち越波村としたという。正保郷帳によれば畑六六石余・紙桑木高三三石余・山年貢九石余。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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