はね‐かえり‥かへり【跳返】
- 〘 名詞 〙
- ① はねてもとへもどってくること。また、そのもの。反動。
- [初出の実例]「雨滴のはねかえりが頭や胃の中でもあばたを作り」(出典:マヤと一緒に(1962)〈島尾敏雄〉)
- ② あることを行なったことの悪い影響。「増税の景気へのはねかえり」
- ③ かるはずみな言動をすること。軽率であること。はねあがり。
- [初出の実例]「跳返(ハネカヘ)りの彌次馬が面白半分に飛出し」(出典:社会百面相(1902)〈内田魯庵〉代議士)
- ④ おてんば。おきゃんな娘。はねあがり。
- [初出の実例]「隠されぬ医者が星さす刎かへり」(出典:雑俳・塵手水(1822))
はねっ‐かえり‥かへり【跳返】
- 〘 名詞 〙 「はねかえり(跳返)」の変化した語。
- [初出の実例]「はねっかへりを活溌だと思ったり」(出典:当世書生気質(1885‐86)〈坪内逍遙〉三)
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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