蹣跚(読み)マンサン

デジタル大辞泉 「蹣跚」の意味・読み・例文・類語

まん‐さん【××跚】

[ト・タル][文][形動タリ]よろよろと歩くさま。
酔漢漫みだりに胡乱うろん言辞ろうして、―として墓に向う」〈漱石吾輩は猫である

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精選版 日本国語大辞典 「蹣跚」の意味・読み・例文・類語

まん‐さん【蹣跚】

  1. 〘 形容動詞ナリ活用タリ 〙 ひょろひょろと歩くさま。よろめくさま。「酔歩蹣跚
    1. [初出の実例]「大雪漫兮、剡渓之興未尽也、蹣跚以帰、帰焉則臥」(出典:徂徠集(1735‐40)二〇)
    2. [その他の文献]〔皮日休‐上真観詩〕

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普及版 字通 「蹣跚」の読み・字形・画数・意味

【蹣跚】まんさん

よろめき歩く。宋・成大〔病中夜坐、致遠に呈す〕詩 (すなは)ち當(まさ)に西山り去るべきも 脚力蹣跚として、游を怕(おそ)る

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