車地・車知(読み)しゃち

精選版 日本国語大辞典 「車地・車知」の意味・読み・例文・類語

しゃ‐ち【車地・車知】

〘名〙 人力により綱を巻き上げる大きな轆轤(ろくろ)。重い物を引っぱったり、持ち上げたりするのに用いられる。また、和船では、車立の車の両端に棒をさし、綱を巻く道具にしたものをいう。大型船では二本の棒を四人で回す。車盤絞車。〔和漢船用集(1766)〕
読本椿説弓張月(1807‐11)続「櫃を縦横に括著(くくりつけ)、さて車(シャチ)もて巻揚んとするに」

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